以前の私は、冷たい人、大切にしてくれなさそうなタイプの人ばかりを好きになっていました。
愛情をくれそうな人には物足りなさを感じていたし、

クールな彼でも、きっとどこかで私を愛してくれるに違いない、と思いこんでいたのです。
「結婚はない」と言い切られても、いつか気持を変えることができ結婚できるに違いないと思っていました。
だんだんハグやキス、SEXの愛情表現がなくなり心の何処かに「愛されてないかも」という思いが浮かびましたが、
それまで通りに一生懸命にお世話を続けました。
当時の私は、自分のことは多少犠牲にしても、彼のためにつくすのが愛だと思っていたのです。
そして、それが幸せだとだと信じていました。当然、どんな時でも、NOと言えずに彼に合わせます。
どうしてもNOと言わなければならない時は、もともと愛されているわけではないのに、
嫌われる、見捨てられるんじゃないかととても不安になったりしました。だんだんそんな自分がキツクなってきました。


こんなに頑張らなくても愛される方法はあるんじゃないか、もっと自分を大事にしてもいいのではないか?
そんな気持ちが少しずつ浮かんできました。その頃からカウンセリングを受け始めました。
カウンセリングを続けていくと、だんだん彼との本当の関係が見えてきました。


愛されていると信じた、信じたかった彼の気持ちは、認めたくなかった言葉どおり、態度どおりでした。
私は愛されていなかったということを実感しました。
そして、自分のことを犠牲にしてまでもつくすのは愛ではないことにも気が付きました。


そうすると、本当に愛情をくれる人が目に入るようになってきました。
そう、しあわせは私の目に入るところにありました。
以前は物足りなさは感じていた、愛情をくれそうな人、本当に大切にされていることを実感できたのです。

相手に合わせなくても、NOと言っても、言いたいことを言っても
愛情そのものは変わらず愛されることを経験した私は、しあわせをみつけました。
何もしなくても、何かと引きかえにじゃなく愛されるしあわせ。
「この先の人生に結婚はあるの?」と聞いたら「結婚、あるよ!」の答えが返ってきました。
「ありのままの私が好き。我慢したり無理しないでいいからゆっくり愛を深めていこ
う」と言ってくれます。
今私は本当にしあわせです。